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腰痛に襲われた
何年ぶりだろうか。
台風に襲われゴルフが中止になった7月の連休の朝、突然腰痛に襲われた。いわゆる「ぎっくり腰」と言われるやつだ。
今から25年ほど前、最初のぎっくり腰は突然やってきた。
ある日の日曜日、病院内の外科系チームとの野球の試合を終えた後、医局への会談を二段とびで駆け上がっていた時だった。それまで全く経験したことのない痛みが腰部を走った。冷や汗がでるほどの痛みで、医局のソファーに座り込んで立てなくなってしまった。
その時、最初に思い浮かべたのは、一週間後に控えた長野県へのゴルフ遠征のことだった。
軽井沢にある名門コースでプレーすることが決まっていた。
「まずい、行けなくなってしまう」
なんとか麻酔科にいた同級生のK君に頼んで硬膜外ブロック注射と鍼治療をしてもらった。必死の思いだった。その効あってか一週間後には遠征に出かけることができた。
それからは何度か痛みに襲われるようになった。
上京して何年目かの時、外来診察室の椅子から立てなくなってしまったこともある。いつの間にか持病になってしまった。歩く姿は背骨が曲がっているし、どうしても前かがみになってしまう。さらに歩幅は自然と小さくなって、奇妙な歩き方になる。
慢性化の考えられる原因は、立ったり座ったりを繰り返す診察スタイル、心エコーを撮る時の腰をひねった姿勢、車の座席、そして言わずもがなゴルフスイングがもっとも影響しているに違いない。
しかしだ。今回の痛みは正味5日間で治った(治した、治してもらった)。その後のゴルフスコアは驚異的である。自分でも信じられないくらいショットが良くなっている。まさに怪我の功名とはこのことであろう。
これだったら「腰痛もまた良し」と思うのは罰当たりだろうか。
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